違法アルコールによる失明
お酒に高い税金がかかるインドネシアでは、安く酔っ払うために、工業用メタノールを混ぜたお酒が存在してしまっています。工業用メタノールとはアルコール・ランプ等に使用されるアルコールで、無色・無味・無臭のため、口に含んでも気づくことが難しいとされます。飲んだ場合は失明や最悪の場合も想定される超危険な劇薬。
インドネシア国内では2008-13年にかけて300人、14-18年は500人以上の方がこの密造酒によって死亡。また、2009年にはメタノール入りのアラック(バリ島の地酒)を飲んだアメリカ人1人、英国人1人を含む23人が死亡した事件もあります。
仲良くなったローカルインドネシア人たちと出所不明のアラック(バリ島の地酒)を一緒に飲む…という機会ももしかしたらあるかもしれませんが、その一口が最後の光となるかもしれませんので十分ご注意ください。
もちろんビールやウィスキー、ワインなどの洋酒やちゃんとしたお店で購入したメーカー名のハッキリしたアラックであれば問題はありません!
インドネシアの密造酒は本当に危険ですね。
バリ島であれば、ビンタンビールが約2万ルピア (160円ぐらい)で手に入りますが、ジャワ島とかでは値段がめちゃ高い。
— Shin@インドネシア&ブロガー (@Jonsop1995) 2018年5月4日
テロ
まず日本の方に強く知ってもらいたいのは「イスラム教=テロ」という短絡的な文脈でみるなということ。
バリ島があるインドネシアの9割近くはイスラム教徒といわれており、街中でもヒジャブと呼ばれる頭や身体を覆う布を付けている女性もよく見かけます。そういう方を見て「テロリストだ」というのは非常に浅はかな知識で、同じ日本人として恥ずかしいのでやめてください。日本人が言う「テロリスト」はインドネシア語でも英語でも同様の発音のため、言われた側も理解ができてしまいますし、本当にやめましょう。嘘のようですがそんな人が本当にいたのです。
えっと、バリ島でのテロに関する問題はとても複雑で、別記事にまとめてありますので、ぜひこちらをご参考ください。
一言だけここで伝えるのであれば、今や日本にいても、アメリカにいても、バリ島にいても、世界のどこにいてもテロの危険はありますが、お酒が絡むクラブ街や観光客が大勢いる繁華街のショッピングモールを避けるなど、場所を選ぶことによってだいぶその確率は下がるかと思います。
アグン山の噴火
これもバリ島に旅行する方には1つの危険として想定しておいてほしいコトになります。ただ、噴火によって「燃えた岩が降ってくる」とか「溶岩が流れだしてホテルが燃える」とかいう【直接的な被害】というよりは、「フライトスケジュールが乱れる」「アグン山の近くにある寺院が立ち入り禁止となる」といった【間接的な被害】の部分でリストアップしました。
事実、2017年にバリ島北東部に位置するアグン山が小規模噴火し、3日程度空港が閉鎖となってしまい、帰国を予定していた人が帰れない、旅行を予定していた人が来れないという状況に陥りました。マジで空港大混乱。僕のチャットも答えの無い質問で埋め尽くされました。
現在はフライトに影響を及ぼすような噴火は無く、落ち着いているという状況です。下記の記事も参考にどうぞ。
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