で、スキミングに利用されたっぽいATMがこれ
じつは僕がいまいる場所は先日ステフェン氏がスキミングにあったと言われるATMのすぐそばです。
そのATMがさっきから写っているこちら。
こちら!!
クタエリアにあるデウィスリ通り、観光客向け過ぎないお店が多いので在住者にも人気があるお店もチラホラあるこの通りで、被害にあったそうです。
地図でみるとこのあたりにあります!
ATM自体はコンビニの前に設置された、本当にどこにでもあるもの。大手銀行のATMが3台並び、隣はホテルとオシャレなカフェ、夜も比較的明るく利用者もかなりの数いそうな場所ですね。
3台並んでいる中でも、ステフェン氏が利用したというのがこちらのPermataBankのATMです。PermataBankはバリ島の中でもかなり大きな銀行で、支店もありますし、ATMも多くの場所で見かけます。日本語での操作が可能なので使ったことがある方も多いのではないでしょうか。
とりあえず入ってみましょうか。
中に入ると冷房が効いており、非常に快適。カメラを仕掛けられそうなBOXもなく、今は特に変わった様子は見受けられませんね。
こちらはカード挿入口。現在は恐らく既に銀行側が発見したか、スキミンググループが回収したか、特に異変はありません。スキマーが取り付けられている場合、通常はここに細工がしてあります。
こちらの動画をご覧ください。同じような形状の挿入口で、実際に発見されたスキミングの機械です。これはよっぽど注意深い人じゃないとわからないって…。
こちらはキーパッド部分。ここに上側に超小型カメラが仕掛けられたり、本来のキーパッドの上に偽のキーパッドを被せる形で2重構造になっていて暗証番号がばれてしまうことがあるようです。今回は特に異常なし。
天井には監視カメラがありましたが、周りに人がいないので少し頼りない気もします。
一応ステッカーによってサングラスやヘルメットといった顔を隠すものは外して中に入ることが義務付けられています。が、周りには特に人がいるわけではないので、ヘルメットを被ったまま入ろうとしても可能ではあります。
結構ザルじゃない…?!
(※注意:今回たまたまPermataBankのATMがスキミング犯罪に使われただけであって、全てのPermataBankのATMでスキミング被害があったわけではないのでご注意を。PermataBank自体は悪くなく、どこの銀行のATMであろうとスキミングの可能性はあります。)
補償とかないの?その後どうなったのか本人に聞いた
実は先日、FBにスキミング被害を投稿したステフェン氏にアポを取って、話を聞いてきたんです。
彼はいつもは銀行内にあるATMしか使わない派だったようですが、この日に限って急にお金が入り用になり、一抹の不安を抱えながらもこのATMを利用。楽天のVISAデビットカードとのことです。
その結果、約2週間後に口座から14万円もの、身に覚えのない引き落としがあり、スキミングの被害にあったということを自覚したようです。
使っていたカードがデビットカードであったこと、また暗証番号も同時に盗まれていたこともあり、楽天側からの補償は一切無く(ここ重要!!)、泣き寝入りするしかないという状況のようです…。
お金が引き落とされたのはペルーとアメリカ、口座は日本の銀行のもの、スキミング被害にあったのはインドネシアということで、どこの警察も機関も動きにくいようですね…。
クレジットカードのスキミング被害に対しては補償があるカード会社が多いようですが、デビットカードとなると、カードが使われた瞬間に口座からお金が無くなるので、補償をしなかったり、ポリスレポートが必要、時間が数週間かかるなどといったことがあるみたいです…。
貴重な情報ありがとうございます!
役に立ちました!