早朝から世界遺産のボロブドゥール寺院でサンライズを見るはずが…
zzz・・・zzz・・・
おはようございます。ただいま朝の3時半、ホテルのロビーです・・・。
本当に宇宙規模で眠いですが、
頑張って世界遺産のボロブドゥールでサンライズを見ようと思いますっ!
えっと…
ボロブドゥールというのは…
792年頃につくられた世界最大級の仏教寺院で…
1991年からユネスコの世界遺産に登録…
されています…
そして……
zzz・・・zzz・・・
~1時間後~
おっす、ホリです。
すっかり寝てたらボロブドゥール到着してました。
今は受付のようなところで、チケット購入などの手続き中。
全部ガイドのダルマントさんがやってくれるので、ただ待っていればOKのようです。
受付が完了したらステッカーとペンライトを渡され、いざボロブドゥールへレッツゴーです。
まだ4時過ぎの薄暗い道を歩いていきます。
約15分ほど歩いて到着したボロブドゥールが…
こちら!霧で真っ白!!
せっかく朝早く起きてボロブドゥールまで来たのにこの天気かぁ…。
なんで…。
えええ…。
うそだろ…。
本当はこの辺りからパァーっと太陽が昇ってきて、ドーン!!って予定だったんです。
ちなみに、朝日を合成してみるとこんな感じとなりました。いい!これが見たかった!次来るときは、絶対に見てやる…!1週間居座ってでも!
まぁ…そういうこともあるよね。人生だもの。気を取り直していきましょう!!
残念ながらサンライズは拝めませんでしたが、ボロブドゥール全体をガイドのダルマントさんの丁寧な解説付きで見てまわることはできました。
まずはこちらの世界遺産の石碑から。これが「世界遺産に登録されてますよー」って証明みたい!
ボロブドゥールは8~9世紀のシャイレーンドラ朝時代に建造されたといわれています。その後、メラピ山の大噴火によって火山灰に埋もれ、既にこの辺りはジャングルとなっていたのですが、1814年にイギリス人ラッフルズによって偶然発見され、今に至るという背景ストーリーがあります。
釣鐘状のストゥーパと呼ばれるこのとんがり帽みたいなやつは全部で72個あって、実は中に1体ずつ釈迦仏像が納められているんです。
石造の間から中を覗いてみるとこんな感じ!
また、この壁には釈迦の一生が物語として彫られているんですって!
これらのレリーフは面数1,460、登場人物は1万人、全部で5キロメートルとかなりの超大作に仕上がっていているみたい・・・!さすが世界最大級の仏教遺跡・・・!!
釈迦がどうやって生まれて、どう育ち、悟りを開いたのか、かなり細かくレリーフが彫られているのでずっと見ていても飽きないです。
あと、ボロブドゥール自体地震で何度も修復されているので、よーく見ると所々新しい石と昔の石が混ざっているのも歴史を感じて興味深い。
ガイドさんに説明をしてもらいながら見学するとストーリーを沢山知れるけど、一人で来たら「へぇー何かすげー」くらいで良く分からず終わっちゃいそう。
やっぱこういった歴史的な場所は、知識のある人と一緒に訪れるのが一番ですね!
朝食はシェラトンのビュッフェで優雅に!
一応ボロブドゥールのサンライズツアーに参加した人全員にモーニングティータイムのような「スナックとお茶」がついていたのですが、ご覧の通り人も多いしメニューもうーんて感じだし、朝から動いてお腹も減っていたので・・・
シェラトンホテルに戻ってきました!ついでにさっとシャワーも浴びれて結構元気になった!
やっぱりホテルでの朝食の方がゆっくりできるし、料理のクオリティとか衛生面も全然上ですからね!お腹いっぱい食べてもすぐ部屋に戻れるし…!
シェラトンの朝食ビュッフェはナシゴレンやミーゴレンといったインドネシア料理の他に、アメリカンブレックファーストやインド料理まで幅広く用意されています。
バリ島ではあんまり見ないジョグジャカルタやジャワの料理もあったので、こっちでの生活が長い僕も新鮮な気持ちで色々とトライしてみました!
いやー、さっきまでずっとこんな感じで頭が少しぼんやりしてたので、霧のボロブドゥールは夢だったのではないかと思っています・・・。
とりあえず、良い一日の始まりは良い朝食からだと思うので、しっかり食べてこれからの観光に備えましょう!ま、僕の一日は3時には始まってるんですけどね!がはは。
クラトン王宮見学!
朝食が済んだ後は、色々と面倒なホテルのチェックアウト作業をガイドのダルマントさん手伝って頂き、再度ジョグジャカルタの観光名所に向けて出発です!
ホリ:ダルマントさんって、ずっとガイドの仕事やってるですか?
ダルマントさん:いや、この仕事の前は自分の村で≪長老≫をしていました。
ホリ:ちょ、ちょうろう・・・?(村の長老的な・・・?RPGの世界観・・・。)
ダルマントさん:あ、ホリさん、このあとは王族の家に行くので、そのまま帽子は脱いどいてくださいねー!
ホリ:はーい!分かりました!(長老・・・そして王族・・・やっぱ異世界RPGの世界観や・・・。)
そんな会話をしながら車に揺られ、まず僕がやってきたのはこちら、クラトン王宮!
ここは今でもジョグジャカルタの王族が暮らす場所で、海外から王族に贈られた楽器や調度品の一部が、この中の博物館で展示されています。
ぶっちゃけ最初は「なんだここ?」と思っていましたが、ダルマントさんの詳しい説明を聞くとガチで今でも王族が普通に暮らしている場所のようで、日本でいう皇居に入るような感覚なのかなーと思うと少し背筋が伸びる思いがしました。
撮影がNGだったので写真は無いのですが、「バティック」と呼ばれる伝統的な「ジャワ更紗」も数多く展示されていましたよ。高そうな食器や絵もたくさん飾ってありました。
ホリ:ダルマントさんジョグジャカルタ出身ですよね?王様に会った事はありますか?
ダルマントさん:何度か街でお会いしたことはありますよ。やっぱり雰囲気が普通の人とは全然違いますね。
ホリ:え、普通にそこら辺のワルン(食堂)で飯たべてたりするんですか?
ダルマントさん:ワルンは…わからないですね。どちらかというとレストランかと思います!今の王様は普通に一般企業の経営もしているんですよ。
ホリ:えええ…そんなん王様から何か提案されたら絶対拒否できないじゃん…。ちなみにどんな業種ですか?
ダルマントさん:銀行とか保険とかですね。
ホリ:て…手堅い。
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