■12:00 昼ごはん何にしよう。
さすがにこの体制からあまり動かないくてもお腹が空いてきました。ただこの近辺はレストラン系が多く僕の財政状況では全く手がでないので、迷い中です。
と、思っていたらヤヤンがGo-jekでご飯を注文するというので僕も便乗しました。Go-jekとはインドネシアのバイクタクシーサービスで、基本的にはアプリでできる配車サービスのようなもの。
ただ、Go-Foodというサービスがあり、こちらが指定したお店でごはんを買ってきてくれるというサービスも始めたみたい。いいね。今回は10キロ離れたお店からの配達でRp20,000(¥160程度)が配達料としてかかりました。
朝に比べるとある程度、街中を歩く人が増えてきました。ただ、NKテイラーのお客さんはいまだにゼロ。
■1:00 お昼ご飯
先ほど注文したGo-jekの人がご飯を届けてくれました。これはまさに神サービス。
ということでお昼ごはんを食べながらも張り込みを続けます。
開店から既に3時間ほどですが、NKテイラーには全くお客さんの影がありません。お昼時だからかな。
■2:00 おやつの時間
2時になりました。2時ということは時差がある日本では3時。つまりおやつの時間です。あ、都合よく解釈するのはきっと僕の特技です。
縛っていると乾かないので、髪をほどいて、張り込み中です。いやあ、それにしても誰も入ろうとしない。
こう何時間もド派手なジャケットを眺めてると、あれはあれでアリなんじゃないかと思い始めてきました。いや、ナシか。
■3:00 初めて興味を持つ人が!!
もう本当にここまで人が入らないと、開店当初から今までゼロなんじゃないか説を疑いますよね。
と思っていたら、なにやら、お店に近づくおじちゃんを発見!!
写真撮った後、奥さんとニヤニヤしながら去っていきました。気持ちはすごいわかるよ。そんな色のジャケット、映画の中でしか見たことないもんね、うん。
■4:00 ぜろ
開始から5時間。僕はNKテイラーをひたすら見つめます。張り込みの基本は粘り強さって誰かが言っていた気がします。
残念ながら先ほどのおじいちゃん以降、歩いている人はお店に見向きもしません・・・・・。
ヤヤンの様子を見に行ってみると、仕事中にひたすらサッカーゲームをしていました。まぁバリだから。
張り込みって本当に暇です。段々と僕が見ているこの風景は実は3D映像なんじゃないかと思い始めてきました。
一回ちかくに言って確認。ちゃんと現実としてそこに存在していました。
もうここまでくると暇すぎて、花柄のスーツに花が何個あるかずっと数えていました。
この時間のヤヤンはひたすらゲームをしているようですね。
■6:00 衝撃の展開!
暗くなってきて少し寂しいので、仕事中のヤヤンをコンビニに召喚しました。
ホリ「ヤヤンはさ、あのお店なんで成り立ってると思う?今のところ客ゼロなんだけど。」
ヤヤン「んーーーーーー。きっと表向きがオーダーメイドスーツなだけで実はマフィアの巣窟なんだよ。」
ホリ「・・・・・・(その線もなくはないな。)」
というのもバリ島にはいくつかのマフィアグループが存在しており、昨年末にはデンパサールの道路で死傷者がでるほどのドンパチ騒ぎがあったりもします。なるほど……あのスーツ屋はマフィアの隠れ家かー……
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ホリ「あ!!!!」
いきなり閉まった。
ヤヤンとくだらないマフィア説の話をしている間にお店がいきなり閉まってしまいました。クタのこの通りのお店は大体夜の9~10時までオープンしていることが多いのでまさかの誤算!にしても早すぎる。一瞬のうちに閉まりました。
ということで、開店から閉店まで1日張り込んだ結果がこちら。