ウダンとは?
ウダンとは、バリ・ヒンドゥーの男性が正装をした際に頭に巻く正方形の布のこと。大きさは約100cm四方です。正装の時以外にも、タルナジャヤ舞踏のときに頭に巻く布のこともウダンと言います。
バリ・ヒンドゥーでは、ウダンとトップスであるサファリ、腰巻であるサプッとサロンの4つのセットが男性の正装としては欠かせません。
男性がウダンを巻く機会としてはバリ・ヒンドゥーのお祭りや儀式の際です。白一色のものとバティックでできた柄があるタイプの二種類がありますが、白一色のものは主にバリでお祭りと定められている日に使用し、バティックのものは結婚式や火葬式などの儀式、地域のお祭りなどに使用されるようです。
最近は既に形ができていて、頭に巻き付けるだけで完成するウダンが主流となってきていますが、正方形の布から巻くタイプでは、男性陣のこだわりを見ることができるのもおもしろい点です。
ウダンの巻き方には流行などもあるようで、結び目や形をいかに綺麗に納得できるように巻くか、ということが重要なポイントになります。バティックのものの場合柄も好きなものを選べるので、お祭りに遭遇した際にはどんな風にウダンを巻いているのか観察してみてください。