ワヤン・クリとは?
ワヤン・クリ(Wayang Kulit)は、インドネシアの伝統的な影絵芝居で、2009年にユネスコ無形文化遺産に登録されています。
バリ島では、お寺の祭礼やウブドでおこなわれている定期公演で鑑賞することができるワヤン・クリ。
ストーリーはインドの古代叙事詩である「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」をもちいたものが主で、スクリーンの裏には石油ランプが灯され、皮でできた人形を「ダラン」とよばれる人形遣いが操り物語が展開されます。
ダランは基本的に一人で、声色を変えることにより、複数人の登場人物を演じています。
細やかな細工が見事な人形は、客席からは「影」を見るためモノクロですが、実際には美しい着色がされており、スクリーンを境に、モノクロの現世と色彩のあるあの世をあらあわしているとされています。そのためか、バリ島ではスクリーンの裏側を鑑賞できることもおおく、巧妙にできた人形を鑑賞することができます。
バリ舞踊のように、ガムラン演奏がともなうことがおおく、目でも耳でも楽しめるワヤン・クリは、一見の価値があるといっても過言ではないでしょう。
ウブドの定期公演は、以下の場所で行われています。
会場:オカ カルティニ
住所:Jl. Raya Ubud 35, Ubud, Indonesia
開催日:毎週日曜・水曜・金曜
時間:20時から
2018年調べ