シデメンとは?
シデメンはバリ島東部のカランガッセムにある小さな村。アグン山の麓にあるだけあり、アグン山がとても美しく見える村です。
シデメンはバリ島内の観光化が進んだ今でも、広大な自然を残しているところです。見渡す限りのライステラス、澄み切った涼しい空気とアグン山からの綺麗な水。そんな豊かな自然の中で、村の人々はゆったりとした生活を送っています。
水田が多いため農業が盛んな村ですが、もうひとつの産業として「ソンケット」という織物があります。ソンケットは布地の上に模様が浮き出るようにして織られた織物のことで、和装の帯に使われる「唐織」に似たものです。
そのソンケットの職人がたくさん集まっていることでも有名なシデメン。工房もたくさんあるので、静かな村の中からはどこからともなく機織りの音が聞こえてきます。
そんなシデメンには、宿泊施設が数軒あるのみで、食事ができるところも地元の方向けのもの。観光用の大きな施設はありませんが、周辺にはいくつか遺跡があり、トレッキングもできます。
観光客用に整えられたバリではなく、伝統的なバリの生活を見てみたいという方、とにかくゆっくりとした静かな時間を送りたい方は、シデメンを拠点とした観光がおすすめです。