ラワールとは?
ラワール(lawar)とは、バリヒンドゥー教の祭事などで食べられるバリ島伝統料理の一つで、ご飯のおともとしてよく食べられています。
祭事では、神様に捧げる料理として作られるラワールですが、ワルン(食堂)などのインドネシア料理専門店でもいただくことができる、身近な料理です。
ラワールは豚肉をつかった「ラワール・バビ(lawar babi)」がスタンダードですが、ほかにも、鶏肉をつかった「ラワール・アヤム(lawar ayam」)、アヒルをつかった「ラワールクウィル(lawar kuwir)」があります。
レシピは、それぞれの肉をミンチ状にし、ニンニクやショウガ、ウコン、唐辛子、生ココナッツを細かくおろしたもの、エビをペースト状にした「トゥラシ」、バリ島独自の調味料「バソ・グデ」など、様ざまな香辛料や調味料と一緒に、丁寧に混ぜあわせます。
豚肉のばあいはさらに二種類あり、生血の入った赤いのが「ラワールメラ(lawar merah)」、生血のない白いものが「ラワールプティ(lawar putih)」。
ラワールメラはコクがあり美味しいと言われていますが、ローカルの人でも少量しか食べず、ガイドブックに載っているように、観光客はお腹をこわしたり等の懸念事項があるので、ワルンやレストレランでも気を付けておくとよいでしょう。