クサンバの塩とは?
バリの東部に位置するクサンバ村というところには、海水を利用した塩田が広がっています。クサンバの塩はその塩田で作られた塩のことで、甘みが強く素材の味をしっかり出してくれると評判です。
クサンバ村には海流が交わると言われており、そのため塩分濃度の高い海水が集まります。この周辺では以前から塩作りが盛んに行われていました。塩づくり農家の数は減少しましたが、現在でも脈々と塩作りの技術が受け継がれているのです。
クサンバの塩は昔ながらの技法で塩作りを行っているため、海水を天日で乾かして塩を採るという大変な作業から生まれます。その特徴は甘みの強さの他に、塩自体が真っ白で美しいことが挙げられます。
濃度の濃い海水が集まるという偶然の環境から採れた海水を、手間暇かけて塩にするからこその品質の良さなのでしょう。
クサンバの塩はお土産品としても人気が高いものですが、バリのスーパーマーケットなどでは手に入れることができません。販売場所としては一部のお土産品屋、またはクサンバ村の農家に限られます。
クサンバ村まではサヌールやウブドからは車で1時間半ほど、ヌサドゥアからは2時間ほどかかりますが、それでも購入したいと現地に訪れる人は後を絶たないほどの人気の高さです。