クルタゴサとは?
クルタゴサは、バリの北東に位置するスマラプラ王宮の跡地。バリの東部を観光するなら、決して外すことができない見どころの多いスポットです。
クルタゴサとは、サンスクリット語で「裁判所」という意味があります。その名の通り、王宮跡地内には裁判所として使われていた建物が残されており、クルンクン王朝時代には、王朝の最高裁判所として実際に使用されていました。
敷地内には裁判所の他に、王家が休憩所として使っていたバレ・カンバンがあります。
このスポットの見どころと言えば、まず一つ目は裁判所として使われていたその建物です。中に入ると天井には細かく様々な絵が描かれています。その絵は所謂「地獄絵図」で、道徳的・宗教的観念から描かれたものとなっており、その数なんと200枚です。
この天上の絵はバレ・カンバンにも描かれており、こちらの絵は人々の生活の様子や、インドの叙事詩をテーマにしたものです。どちらの絵も色彩鮮やかで精巧に描写されているので、ひとつひとつじっくりと見てみてください。
そして二つ目の見どころはこの王宮跡地全体の美しさです。特にバレ・カンバンは蓮の葉が鮮やかな池の中に浮かぶように建っており、苔むす建物と併せて独特な叙情性を感じさせます。
全体として王朝時代の空気を感じることができるスポットなので、バリの文化を知るにも最適だと言えるでしょう。