クプクプとは?
クプクプは、インドネシアで知らない人はいないというほどの知名度の高さを誇るコーヒーのメーカーです。バリのスーパーマーケットであればどこででも見ることができる、蝶のロゴがついたものがそれです。
クプクプは1935年からコーヒーを販売していて、その存在は旅行客にも有名です。お土産品として選ばれることも多いですが、その中でも最も人気の高いコーヒーが「コピルアック」です。
インドネシア語で「コピ」は「コーヒー」、「ルアック」は「ジャコウネコ」という意味です。コピルアックはジャコウネコの糞をコーヒーにしたもの。世界で最も高価なコーヒーだとも言われています。
ジャコウネコは良いコーヒー豆を選んで食べるという習性があり、その豆が腸内で発酵されることによって、他のものとは比較にならないほど香り高いコーヒーが出来上がるのです。
クプクプはスマトラ島に生息している野生のジャコウネコから糞を採取して、綺麗に衛生処理した上でコピルアックを作っています。ジャコウネコは香水の香料にもなるフェロモンを分泌する動物ですから、その腸内から作られたコーヒーも特別な味わいになるのでしょう。
クプクプのコピルアックは一袋158,500ルピア(日本円で1,250~1,300円)で約6杯分とかなりのお値段です。ですがその味わいの深さと珍しさに、お土産として買って帰る方は後を絶ちません。