クルンクンとは?
クルンクンはバリ島東部に位置する県で、中心地はスマラプラです。バリ島内では決して大きな地域ではありませんが、ペニダ島もクルンクンに含まれています。
目立った観光地からは少々距離があるので少々存在感が薄いですが、クルタゴサと呼ばれる王宮跡地など、美しい観光スポットもある地域です。
観光スポットとして立ち寄れる中でも独特なものと言えば、クルンクン市場が有名でしょう。クルンクン市場は食料品やシルバー製品なども販売していますが、中でも注目度が高いのが布です。
バリ島東部はグリンシンの生産地であるトゥガナン村も近くにあり、バリの伝統的な織物産業が盛んな地域。クルンクンは、縦糸を染めて模様を織り上げる「ウンドゥック」の生産地としても有名です。
そんなクルンクンにある市場は、奥の方に進んでいくと一面がカラフルな布だらけになります。普段着に使えるお手頃なものから、ショーケースに入れられる高価な織物まで、様々な布が販売されています。
細かな模様が施された布を見ていると、一日いても足りないというくらいの豊富な品揃え。バリの伝統的な織物を買いたいというときには、クルンクン市場に行けば、他の地域で購入するよりも安く買うことができます。