グヌンカウィとは?
グヌンカウィはバリ島最大の石窟遺跡と言われており、「古代詩の岩山」という意味があります。ワルマデワ王朝時代に王家の墓所として造られたと伝えられていますが、実際には王族の人々が別の命として復活することを願って建てられた記念碑だと言われます。
グヌンカウィはウブドから車で30分、バリ島の中央部に位置する場所にあります。壮大なライステラスで有名な地域で、自然豊かな渓谷の一番深い場所にひっそりと存在しています。
そのため、ここに行くにはライステラスを眺めながら、階段を300段ほど降りなければなりません。ただしそこまでしても、バリに来たらグヌンカウィは是非とも見ておきたいものです。
階段を下りて中に入ると、真っ先に目に飛び込んでくるのは、岩壁をくり抜いて造った巨大なチャンディ。このチャンディは高さが7m、奥行きが2mあるもので、このサイズのものが合計9つも存在しています。これだけ巨大なチャンディを一気に見れる場所はここしかないでしょう。
そして周辺の環境の良さも魅力のひとつです。森の奥深くに位置するので、静寂に包まれた自然の中、耳を澄ませば清流の水音が響きます。この遺跡はパワースポットとも言われていますが、ずっとこの場所にいると雑念などなくなってしまいそうです。