クレポンとは?
クレポンはバリの伝統菓子の中のひとつで、日本で言うとお団子に近いもの。外側はもちもちした食感で中には甘いシロップが入っているため、見た目は草餅のようで、食べるとみたらし団子のようです。
このもちもちとした外側の皮はもち米で作られているので、日本のお団子と同じです。そして中から出てくる甘いシロップは、パームシュガーで作られていて、とろりとした黒蜜が入っているような感覚です。その団子の外側にココナツがまぶしてあり、独特の風味が口の中に広がります。
外側はほとんどの場合が草餅のような緑色をしていますが、これはパンダンという植物で着色されているから。パンダンリーフはバリのお菓子の着色に頻繁に利用されています。
中には稀に緑ではなく濃い茶色のものもありますが、これは黒いもち米を使用しているためで、着色ではありません。
クレポンの販売店として最も有名なのが、タナロット寺院です。参道でクレポンを販売している女性がいて、その場でココナツをまぶして、バナナの葉に包んだものを売ってくれます。お値段は5~6粒で10,000ルピア(日本円で約80円)ほど。
お手頃な価格でバリの伝統菓子を食べることができるので、タナロット寺院に行った際には是非立ち寄ってみてくださいね。