イエプル遺跡
14世紀のバリ島は400年続いたワルマデワ王朝が終わりを迎え、マジャパヒト王国によるゲルゲル王国の支配下に置かれるという激動の時代でした。そんな14世紀に建設されたのがイエ・プル遺跡です。
イエ・プル遺跡は終焉間近のワルマデワ王朝時代の修行所だと考えられています。その時代の文化を知ることができる遺跡として現在も残されており、門から25m続く壁画に王朝時代のレリーフが残されています。
敷地内には修行所であることを感じさせる瞑想の為の場所も。バリ・ヒンドゥーと関係の深いヒンドゥー教の一柱であるガネーシャの像もあり、その周辺にいるおばあさんにお布施を渡すと聖水をかけてもらうことができます。
イエ・プル遺跡は遺跡としてはそれほど大きいものではありませんが、周辺は美しい南国の緑に囲まれ、その長閑な雰囲気を満喫しながらの遺跡探索も楽しいものです。
場所としてはゴアガジャ遺跡の南東に位置しており、住所は「Jl. Yeh Pulu Blahbatuh Kec. Gianyar Bali」です。見学可能時間は9:00~18:00。入場料として15,000ルピア(日本円で100円~150円)が必要になります。