ププタン記念碑とは?
ププタン記念碑(Monumen Puputan)は、バリ島の「スマラプラ宮殿(Puri Semarapura)」から道を一本へだてた場所に位置しています。
ププタン記念碑を語るうえで、わすれてはならないのが、19世紀にはじまったオランダ軍によるバリ島への侵略と「ププタン(Puputan)」という単語がもつ意味です。
当時、バリ島におりたったオランダ軍の兵士たちによって、島内はしだいに制圧されていき、徐々に植民地化がすすんでいくのですが、この戦争で最後の戦地となったのが「スマラプラ」で、クルンクンとよばれていた王国です。
バリ島には戦にいたる満足な武器もなく、最後までオランダ軍に立ちむかったクルンクン王国勢は敗戦を覚悟し、きらびやかな民族衣装を身につけ、ガムランのしらべとともに死を覚悟して行進をはじめます。
全員が亡くなることとなりますが、この誇りだかい勇敢な行動こそがププタンとよばれ後世に語り継がれてゆくことになるのです。
ププタン記念碑の内部には、オランダ軍との戦争や王国の生活のようすがジオラマで展示されており、ププタンで命をおとした兵士や王族をとむらう象徴とし今でもおとずれるひとが後をたたない場所となっています。
住所は「Kec. Klungkung, Semarapura Tengah, Kec. Klungkung, Kabupaten Klungkung, Bali 80761 Indonesia」です。