バリ島とココナッツ
まずはバリ島とココナッツについて!
ココナッツはインドネシアではクラパ(Kelapa)と呼ばれ、若いココナッツ(クラパムゥダ)が飲み物として販売されていることが多い印象です。クタビーチや、ウルワツ寺院など、ワルン、レストランを問わずいたるところで販売されており、ココナッツはバリ島ではかなり身近な果物として位置付けられています。
飲物のココナッツは野生の味がしますよー。この写真、6年前、僕が19歳の時ですね。
また、ココナッツといえば、通常の料理に使う油としてもバリ島では活躍しています。調理用のココナッツオイルは精製されているもので、加熱・漂白・脱臭がされており、バージンココナッツオイルのような使用法はできません。決して、そこら辺の調理用オイルを体に塗りたくらないでくださいね、フリじゃないですからね。
ということでこんなに多種多様な活躍を見せるココナッツ。しかし、いま注目を大いに浴びているのはバージンココナッツオイルというもののようです。
バージンココナッツオイルと使用法
ここ数年で世界中から注目を浴びるようになったバージンココナッツオイルは調理用とは異なり、精製されていないものを指すようで、精製しないことで栄養分がそのまま残っていたり、ココナッツ独特の香りがします。
実はバリ島の田舎では昔から自家製のココナッツオイルを作る家庭があり、バリ人女性の美容にバージンココナッツオイルは欠かせないものとして認識されていました。2015年くらいからいきなり注目の的となっても、昔から使っているバリ人からすれば、なにをいまさらというかんじなんでしょうかね。
バージンココナッツの使用法はこれまた、多岐にわたり、クレンジング、化粧落としとして使う人がいたり、化粧水や乳液の代わりに肌に直接つけて、保湿したり、ヘアオイル代わりに使用もできてしまう優れものみたい。
日焼けして乾燥してしまった肌にも有効のようで、バリ島の暑い日差しで焼けてしまった人にもおすすめですね。
また、美容的側面の他にも食べ物や飲み物に入れても健康に良いようで、1日大さじ2杯(30ml)程度を摂取することで代謝のアップやがん予防にもなります。効能をもう少し詳しく見てみましょうか。
バージンココナッツオイルの効能
バージンココナッツの効果をちょっと調べるととんでもない量の効能が発見できましたので、ざっとまとめてみました。
外側からの効果(塗った場合の効果)
・アトピーの改善
・乾燥肌の改善
・美容フェイシャルケア
・ヘアケア
内側からの効果(食べた場合の効果)
・抗酸化作用で老化防止
・コレステロール値の低下
・がん予防
・ケトン体が作られることによる脂肪燃焼作用で代謝のアップ
・疲労回復、疲れにくい身体作りに有効
・ビタミンEによる肌荒れ改善
・認知症、アルツハイマー病予防
・便秘改善
・免疫力の向上
・糖尿病予防
などなど
は、なんだこれ。最強かよ。
※もちろん個人的な差はあるみたいです。
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