ボカシオイルって何??EM技術って?
はい、ということで今回のテーマのボカシオイル、こちらにご用意させていただいております。
まずはせっかくなので、”ボカシオイル”で検索してみましょうか。
なんかボカシオイルについての情報がいっぱい出てきた。
ボカシオイルとは正式名称ボカシラブオイル(Bokashi Rub Oil)といい、200種類以上のハーブとココナッツオイルをEM技術によって発酵させたマッサージオイルタイプのジャムウでインドネシアの家庭には必ず1本は置いてある万能薬で、なんにでも効いちゃう、
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はい?!EM技術ってなに。
よくわからないものをそのまま鵜呑みにして、メディアのメディアになっても仕方がないので、1個ずつ調べましょう。ちょっとお時間くださいね。
ほうほう。
は、まじかよwww
~10分後~
ほうほう。はい、大体理解したぞ。
まず、EM技術のEMとはEffective Microorganisms(有用微生物群)の略語で、要は何らかの形で役に立つ微生物を指す概念のことらしい。コンポスト、堆肥をつくるための微生物はこの概念に含まれるのでしょう。
そしてこの概念に当てはまる微生物をEM菌と呼ぶこともあるそう。
そしてこのEM(有用微生物群)という造語をつくった人物はなんと日本人の比嘉照夫という方。この比嘉さんが1994年に発表した概念なので今から20年以上前のものなんですね。
そして、EMは僕がごめんなさい、爆笑したポイントは、EMの原理。
「常識的な概念では説明が困難であり、理解することは不可能な、エントロピーの法則に従わない波動」である「重力波と想定される縦波」が「低レベルのエネルギーを集約」し「エネルギーの物質化を促進」する、この「魔法やオカルトの法則に類似する、物質に対する反物質的な存在」である「蘇生の法則」ことシントロピー現象がEMの本質的な効果であると比嘉は推定している。また、EMに結界(聖なるものを守るためのバリア)を作る性質があることは「EM関係者の間では広く知れ渡っている」と比嘉は語る。
Web Ecopure参照(http://www.ecopure.info/rensai/teruohiga/yumeniikiru40.html)
さらには、EMの使用用途。
農業…土壌改良、有機農業、減・無農薬栽培 wikipedia参照
まぁ、普通にOK。
家庭…清掃、家庭排水の浄化、生ゴミの堆肥化、ペット等の臭い除去 wikipedia参照
うん、いまでは結構当たり前に使われる用途ですよね。
畜産…糞尿の堆肥化、悪臭除去、動物の食料(エサに混ぜる) wikipedia参照
まさにコンポスト的な役割。これからの未来を担っていく用途です。
結界…聖なるものを守るためのバリアをつくり、カラス、ヒヨドリ、口蹄疫、鳥インフルエンザを退ける。
・・・・バ、バリアwwwえんがちょw
交通安全。天災がおこらなくなる。いじめがなくなる。動物が仲良くなる。人類の抱えるほとんどの難問をすべて解決する。
なぜワールドピース!!!!めちゃくちゃ飛躍した・・・・!!
おい、なんだか一気に胡散臭くなっちまったよ。
まあ、要は魔法っす。なので、ボカシオイル使うと、いまある常識とされている概念では理解が不能なことも起こるかもしれないっす。
というのは冗談で、EMという概念が広すぎて、科学に寄った現在の認識では怪しさMAXと感じる部分も出てきているという感じですかね。でも比嘉さんがバリアを主張しているんだよなー・・・。
EMに対する批判的論文がいくつも出ているようなので、もし気になる場合はご自身でお調べくださいませ。まぁ一番わらけてくるのは情報を鵜呑みにして、大量に
さて、バリ島に話を戻しましょう。
バリ島にあるボカシオイルは、そのEM技術を使用して、作られたマッサージオイルです。
日本のメディア、通販サイトではよく取り上げられ、精力向上、消臭、血行不良、神経痛、関節痛、体内に蓄積された脂肪の除去、快適な便通、さらには切り傷、やけど、風邪、虫刺され、日焼け、あせも、吹き出物、腰痛、関節痛、打撲、打ち身、捻挫、虫歯、胃痛に効くと書かれています。
いまボカシオイルについて、断言できる情報は以上ですね。なんか個々の症状に効くように調合された薬やジャムウの方が効くような気もしなくもないけど・・・・。
また、今回のテーマ、ボカシオイルは”バリ島の家庭には一家に一本は必ず置いてある”とも言われています。
次のページではそれについて、実際にインドネシア人の友達に電話して調査してみましょう!
>>次ページ:本当に一家に一本あるの?友達に電話して聞いてみた。