スンバヤンとは?
スンバヤン(sembahyang)は、寺院に赴き「お祈り」をする行為を意味する言葉です。
お祈りをする前には、心身を清めるひつようがあります。以前は村や寺院にある「沐浴場」が利用されていましたが、今は自宅のシャワーを使うこともおおくなっています。
そして次は正装をします。男性は頭に「ウダン」をまき、襟がついた上着「サパリ」を着て、腰に「サロン」をまいたあと、「スレダン(腰帯)」をつけます。
女性は上着に「クバヤ(ブラウス)」を着て、「サロン」と「スレダン」を身につけます。
準備が終われば寺院へ向かいますが、お供え物とわせて、お祈りに必要なお線香や花を用意しておきます。
お祈りにはきまった作法があり、マンク―と呼ばれる寺院の祭司によってとりしきられます。
男性は胡坐(あぐら)、女性は正座をし、地面に座ります。お線香と花を目の前におき、お祈りの準備をしておきます。マンク―の合図があれば、お祈りを始めます。
観光客でもスンバヤンを体験することができますが、ケガをしていたり近親者が亡くなってばかり、生理中や出産してばかりの女性は、宗教上の観点から寺院に入ることができないとされています。