サユランとは?
サユラン(sayuran)とは日本語に訳すと「野菜」という意味です。サユールも「野菜」という意味なのですが、サユランの方は「野菜類」という意味になり、サユールに比べて少しだけ幅が広がるようなイメージです。
バリでは日本で見かけることのないような、珍しいサユランもたくさんあります。バリではあまり野菜を食べないようなイメージがありますが、肉料理や魚料理の中に必ず入っているので、知らず知らずの内に結構サユランを食べているものです。
珍しいものとしてはカチャン・パンジャンというインゲン豆のようなもの、バワンというほうれん草のような葉野菜、ブンコアンという山芋のような野菜もあります。
ナンカという野菜もあるのですが、これは熟すとフルーツにカテゴライズされます。ジャックフルーツという名前の方が認知度としては高い野菜です。
サユランがメインになるメニューとしては、色んな野菜を煮込んだスープ料理(スプ・サユラン)や、シーフードと炒めた野菜炒め(チャ・サユラン・シーフード)、野菜カレー(カリ・サユラン)などが定番です。
レストランに行けばサラダなども見かけることが多いですが、インドネシアの伝統料理には生の野菜を食べるという考えが希薄なので、煮込み料理や炒め料理に使う方が一般的なのでしょう。