サムアン・ティガとは?
サムアン・ティガ寺院はウブドの郊外に位置しており、バリ・ヒンドゥー寺院の中でも最大規模の大きさ。建立も古く、その歴史は900年ほどと言われています。
サムアン・ティガという名前の由来は、「三者が話し合う場所」という意味。その名の通り三者が集まって話し合いをした記録は残っているそうですが、それ以上の詳しいことは分かっていません。何かを決めるときにここに集まって会議をしたのではないか、と考えられています。
そしてこの寺院に祀られているのは、ヒンドゥー教の神として「三神一体」とされる三神。つまり、実存性のブラフマー、維持のヴィシュヌ、破壊と創造のシヴァが祀られています。
バリ島の伝説としては、この三神が集まって森羅万象について話し合っているからサムアン・ティガという名前になったのだという説もあります。
この名前の正式な由来は分かりませんが、どちらにしても、何かと「三者」に縁が深い寺院だと言えるでしょう。
この様にヒンドゥー教三神を祀り、歴史深く由緒正しいサムアン・ティガ寺院。ゴアガジャからも徒歩で移動可能な距離なので、この周辺の観光なら是非見ておきたいところです。割れ門や敷地内に置かれている石像の彫刻も見事で、見ごたえのある寺院だと言えるでしょう。