サピとは?
サピ(sapi)はインドネシア語で「牛肉」の意味です。バリではアヤム(鶏肉)を使用することの方が多いのですが、サピのメニューもレストランなどでは提供されています。
サピのメニューとして一般的なものは、「ソト・サピ」という牛肉のスープでしょう。味付けは様々ですが、牛肉から出た旨みがスープの中に溶け込んでいて、優しい味付けで落ち着きます。
バリではレンダンという煮込み料理が良く食べられますが、それに牛肉が入った「レンダン・サピ」という料理もあります。そしてヤギや鶏肉で作られることが多いサテ。こちらにも牛肉を使うことがあり、「サテ・サピ」として販売されています。
最後に変わり種として「グライ・オタック・サピ」という料理もあります。グライというのはカレーの一種なのですが、オタックは脳みそという意味。カレーの中に牛の脳みそが入っているという、日本人が食べるのにはちょっと勇気がいるメニューもあります。
もちろん普通の「グライ・サピ」というビーフカレーもあるので安心してください。
因みにバリでは「サピバリ」というバリ島純血種の牛がいます。サピバリは普通の牛よりも体が小さく、体の毛は茶色いのですが、足元だけが白い毛におおわれているという特徴があります。
サピバリの肉は一般的にバリで出回っている牛肉よりも、とても柔らかくて美味しいので、バリの人々にとっても特別な存在です。