サテリリッとは?
サテリリッはすり身を串に刺して焼いたインドネシアの料理です。
「サテ」というのはインドネシアの串焼き料理ですが、「リリッ」はすり身をつくね状にしたもののこと。そのため、串に刺したつくね料理全般を指しますが、バリで一般的に食べられているのは白身の魚肉を使ったサテリリッです。
サテリリッの特徴である「串」ですが、通常の串焼き料理であるサテの時には普通の串を使いますが、サテリリッを作るとなるとレモングラスやブンブーの茎を串として使用します。茎から出た香りが、食べる時に良い風味となって口の中に広がるためです。
更にこのつくねの中には様々なスパイスが入っていて、その内容はかなり複雑。赤唐辛子やニンニク、エシャロットに加えて、ショウガ、ターメリック、コリアンダー、ククイナッツ、タマリンド、サラムなど。そして乾燥ココナツを加えます。
そこに更にサンバルという、バリでは頻繁に使われるチリソースをつけて頂きます。白身の魚を使うことが多いですが、スパイスとココナツの風味、サンバルの味、そこにレモングラスの香りが加わり、味が淡白になり過ぎることはありません。