エスチェンドルとは?
エスチェンドルはインドネシアを代表するスイーツです。昼間にはかなり気温が上がるバリ島ですから、冷たくて甘いエスチェンドルは性別を問わず人気があります。
「エス」というのはインドネシア語で「氷」を意味する言葉で、氷が入ったあんみつといった雰囲気。「チェンドル」というのは米粉で作ったお団子のようなもので、日本で言うと白玉団子のような感じです。ココナツミルクが入っているので、まろやかで優しい甘みがあります。
エスチェンドルの気になる中身ですが、緑色の寒天でできたゼリーのようなもの、チェンドル、タピオカの3種類が定番で、そこにヤシ砂糖や黒砂糖のシロップをかけてココナツミルクを入れたら完成です。器には前もって氷を入れておきます。
日本人から見ると不思議な外観のものが、緑色をしたゼリーのようなものです。これは、ダウン・スジという植物をすりおろしたものを使用しているため緑色をしています。ダウン・スジをすりおろしたら、水を加えて、緑豆を粉末にしたものを加熱します。するとゼリーのような食感になるのです。
エスチェンドルは、カキリマと呼ばれるバリの屋台などで販売されていることが多いですが、デザートが豊富に置いてあるところであれば、カフェなどでも頂くことができます。