オレッグタムリリンガンとは?
オレッグタムリリンガンは1950年代の前半に作られた、バリ舞踊の演目のひとつです。
オレッグは「揺れる」、タムリリンガンは「マルハナ蜂」という意味があり、花の蜜を求めて庭園に降り立ったメスと、同じように庭園に降りてきたオスのマルハナ蜂の恋愛を描いた物語です。
ストーリー展開としては、後から庭園にやってきたオス蜂がメス蜂の美しさに魅せられます。そして二匹は楽しそうに庭園を飛び回るのですが、最終的にはオス蜂の気持ちにメスが応える、というものになっています。
オレッグタムリリンガンは最初からこのストーリー展開で作られたわけではなく、登場人物はメス蜂しかいませんでした。女性のみで行われるソロの演目で、マルハナ蜂が庭園を飛び回り花の蜜を吸う、というだけのストーリーだったのです。
後に観客からのリクエストによって、男性も加えた現在の形になったと言われています。
バリ舞踊はバリ・ヒンドゥーの宗教的儀式を観光用にアレンジしたもので、ウブドでは毎晩いくつもの公演が行われています。
そのタイミングにもよりますが、オレッグタムリリンガンもウブドの会場で見ることができますので、バリ旅行の際には是非会場に足を運んでみてください。