マニスとは?
マニス(manis)はインドネシア語で「甘い」ことを意味し、お菓子を「makanan “manis”」とよびます。
ほかにも意味として、「可愛い(主に子ども)」や「魅力的」なことを表現するときにつかわれるのがマニスで、お菓子のほかにマニスがつかわれる言葉がいくつかあります。
・jari manis(薬指)
・kulit kayu manis(シナモン)
・teh manis(甜茶)
また、マニスと聞いて思い浮かべるものの一つに「ケチャップマニス(kecap manis)」があるといえるでしょう。インドネシアでよく使われる調味料で、インドネシア語でケチャップが調味料、マニスが甘いという意味。おおくのサテ(インドネシア風串焼き)のソースがケチャップマニスで、インドネシア料理にはかかせない一品です。ほかにも、ナシゴレン(インドネシア風チャーハン)やミーゴレン(インドネシア風焼きそば)では必須調味料となっていて、お味は日本料理の「照り焼きのタレ」にちかいといわれています。
また、ケチャップといってもトマトケチャップは全くの別物で、ケチャップマニスは黒く粘度が高いのが特徴です。
そして、マニスの逆の意味の辛いが「プダス(pedas)」です。バリ島で料理をたのむとき辛さをひかえてほしいばあいは、「ジャンガン プダス(Jangan pedas)」と伝えるとよいでしょう。