クピティンとは?
インドネシア語で「クピティン」とは「カニ」の事を指します。バリは海に囲まれた島であるでため、新鮮なシーフードは頻繁に料理に登場します。その中の一つがクピティンです。
とは言ってもカニはバリでも高級な食材とされているので、家庭料理で毎日使われるというものでもありません。レストランやジンバランで有名なイカン・バカールなどで提供されることがほとんどです。バリではカニ料理専門店も多く存在しています。
バリでよく食べられているクピティンといえばマングローブカニです。日本ではノコギリガサミという名前で販売されていて、味的には日本のズワイガニなどと比べると少々大味です。ですが身の量はかなり多く、クピティンでお腹いっぱいになるという贅沢が味わえます。
価格帯は店舗によって異なりますが、1kgで約50,000ルピア(日本円で400円~450円)くらいです。
クピティンを使う料理としては、ナシゴレン・クピティンが最も有名です。バリ料理としても高い知名度を誇るナシゴレンですが、その中に細かく裂かれたクピティンが入っています。日本で言うカニチャーハンのイメージですね。
その他、丸ごと湯がいて様々な味付けのソースと絡めることもあります。卵ソースや辛口のソースなどが一般的です。