ゴレンとは?
ゴレン(goren)とは日本語に訳すると「(油で)揚げる」という意味になります。英語で言うところの「fried」と同様の言葉です。
バリでゴレンというと、ナシゴレン、ミーゴレンが最初に思い浮かぶのではないでしょうか。インドネシア料理の代表的な料理ですが、これは「ナシ(ごはん)」をゴレンしたもの、「ミー(麺)」をゴレンしたものという意味となります。
これらは日本で言うところのチャーハンと焼きそばですが、油で揚げているという訳ではありません。インドネシアでは「(多めの油で)炒める」料理に関しても「ゴレン」という言葉を使う傾向があります。
本来のゴレンの意味に近い料理を見てみると、「ピサン・ゴレン(バナナの天ぷら)」、「アヤム・ゴレン(鳥の唐揚げ)」「ベベッ・ゴレン(アヒルの唐揚げ)」などとなるでしょう。
他にも「テンペ・ゴレン(大豆発酵食品の揚げ物)」、「ウダン・ゴレン・サウス・プダス(エビの甘辛炒め)」など、様々なゴレン料理があります。
インドネシアでは肉や魚はもちろんのこと、野菜もゴレンすることがとても多いです。生野菜を食べる習慣があまりないため、野菜も油で炒めて食べるのが一般的。そのため、インドネシア料理でかなり頻繁に利用されるのがゴレンという調理法になります。