ゴアラワ寺院とは?
ゴアラワ寺院はバリの東南部に位置し、高僧ウンプ・クトゥランによって建立されたと言われています。建立は1007年にまで遡り歴史ある寺院ですが、この寺院は特に神聖な場所としてバリの人々から大切にされています。
ゴアラワ寺院はバリ・ヒンドゥー教の総本山であるのブサキ寺院と繋がっているとも言われ、バリ・ヒンドゥー教の人々にとってはとても神聖な場所です。バリ島6大寺院の中のひとつで、亡くなった方の魂の通り道だと考えられています。
ですが旅行客の間では、「コウモリがたくさんいる寺院」として有名。寺院の奥には大きな洞窟があり、洞窟の中に進んでいくと黒い塊にしか見えないほどの、大量のコウモリが生息しているからです。
実はインドネシア語でゴアは「洞窟」、ラワは「コウモリ」という意味を持つので、コウモリなくしてこの寺院の名前は存在しないと言えるでしょう。
コウモリが数えきれないほど大量に集まっている様子は少々不気味ですが、バリでは「神聖な生き物」として寺院内のコウモリは崇められています。
旅行客でも寺院の中を見学することはできますが、3つある門の内、右側が入口となっています。真ん中の門は神様用のものですので、通らないように注意して下さい。