イスラム暦新年
イスラム暦新年はイスラム暦新年はイスラム教を信仰している方々にとっての元旦です。バリでは太陽暦の元旦とイスラム暦新年の両方が採用されており、この日は国の祝日となっています。
イスラム暦では、預言者であるムハンマドがメディナという土地に移った日を元旦としており、新年前日の日没から新年当日の日没まで、アルコールの摂取や賑やかなイベントなどが禁止されます。
バリ島は独自の宗教であるバリ・ヒンドゥーが根付いていて、バリに住む方のほとんどがバリ・ヒンドゥーを信仰しています。ですがインドネシア全体で見ると圧倒的にヒンドゥー教徒が多く、バリでもバリ・ヒンドゥー以外の宗教を信仰している方を見ると、イスラム教がかなりの割合です。
このように様々な宗教が混在しているため、バリではイスラム暦新年、1月1日の元旦、中国暦の正月、サカ暦元日など、多くの元旦が祝日として定められています。
イスラム暦新年は、日本人にとって一般的な太陽暦で考えると毎年日付が変わります。太陽暦は地球が太陽を一周する周期に合わせるため1年を365日で計算しますが、イスラム暦は月の周期に合わせて日付を計算するため、太陽暦と比較すると毎年約11日分、1年が短くなります。