イドゥルフィトリ(断食空け大祭)
イドゥルフィトリ(断食空け大祭)とは、イスラム暦で定められているラマダン(断食月)が明けたことを祝うものです。ラマダンが終了した次の日になりますが、太陰暦で10月1日にあたります。
イスラム教徒はラマダンのとき、太陽が出ている間は何も食べることができません。その辛いラマダンを乗り越えた翌日と翌々日の2日間は国の祝日となっていますが、実はイドゥルフィトリはインドネシアで最も大きなイベントと言われています。
祝日としては2日間だけですが、ほとんどのイスラム教徒はこの日の前後で1週間ほど休暇を取り、家族でイドゥルフィトリを祝うために里帰りをします。そのため、1年で最も交通機関が混雑するのがこの期間です。
この期間中にバリ旅行に行く場合には、道路だけではなく航路もかなりの混雑具合になるので、時間に余裕を持ったスケジュールを組むことをおすすめします。特に渋滞がひどいと言われているのがクタ周辺の道路ですので、クタ周辺は別日に行く方が良いでしょう。
バリ島はバリ・ヒンドゥーやヒンドゥー教を信仰している方が多いので、通常通り営業しているお店も多いですが、イスラム教徒の方も多く住んでいます。そのため、休業日になっている店舗が多かったり、人出不足になる店舗も多くなっています。