パクリサン川とは?
パクリサン川は、バリ島のウブドからみて北東にあるタンパクシリンに流れる川で、2012年に世界遺産として登録された「トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック(バリ島独自の水利システム)」の一部となります。
スバックはバリヒンドゥー教と深くかかわりがあり(トリ・ヒタ・カラナの哲学)、棚田に水を供給するシステムのことで、村を独立した組織で構成されています。米の生産がさかんなバリ島では水源の確保が必須であり、スバックによってそれぞれの水田へ水を均等に分配しています。
パクリサン川は最古のスバックといわれており、流域にはいくつもの美しい田園風景がひろがっています。その景観は「ライステラス」とよばれ、今ではおおくの観光客がどこかなつかしさを感じる絶景とし足をはこんでいます。
そして意外としられていのが、パクリサン川と関連していたり、流域沿いに世界遺産とし登録されているスポットがいくつもあることです。「ティルタ・エンプル寺院」や「ゴアガジャ寺院」はしっている方もおおくいらっしゃいますが、ほかにも、「マグニン寺院」「パグリンガン寺院」「パングクール・ウクール寺院」があり、「グヌンカウィ遺跡」や「テガルリンガ遺跡」「チャンディ・クロボカン遺跡」があります。
※2018年調べ