アシュタンガ ヨガ
アシュタンガはサンスクリット語で、「八本の枝」という意味です。
ヨガの世界で「八本の枝」といえば八支則のことを指し、これは紀元前からヨガの基本となる考え方として伝承されてきました。ヨガのポーズの中でも、このアシュタンガを基本として作られているものは多くあります。
アシュタンガとは「禁戒」、「勧戒」、「坐法」、「呼吸」、「感覚の制御」、「集中」、「瞑想」、「三昧」の8つのこと。この考え方が正式に記述としてまとめられたのは4~6世紀頃のこと。聖者パタンジャリが教典である「ヨガ・スートラ」でまとめたのがそれです。
これらを忠実に実践するためのヨガが、アシュタンガヨガというヨガです。アシュタンガヨガはいくつか種類のあるヨガの中でも特に運動量の多いヨガです。
特徴としては呼吸に合わせたアーサナ(ポーズ)が途切れることなく続くという点です。カリキュラム内で動きが途切れないため、自然と運動量が多くなります。以前パワーヨガがダイエットに効果的として人気になりましたが、このパワーヨガはアシュタンガヨガを基礎として作られたものです。
アシュタンガヨガは運動量が多いことから、初心者には難しいのではないかと思われがちですが、初心者の方向けのアーサナ(ポーズ)もあるので初めての方でも取り組みやすいヨガでしょう。