アントニオ・ブランコ美術館とは?
アントニオ・ブランコはフィリピンに生まれたスペイン人の画家で、41歳の時にバリに移住しました。そのアントニオ・ブランコの独創的な絵画の数々を展示しているのが、アントニオ・ブランコ美術館です。
アントニオ・ブランコはバリに住んでいましたが、その絵はバリの雰囲気を感じさせないものです。繊細に描写しながらも鮮烈さを与える油絵は、手作りの額縁に入って一つの作品と考えられています。ここに彼の絵画におけるこだわりを見ることができます。
そしてその館内は、絵画を見るのも忘れてしまいそうなくらいにゴージャスな造りとなっています。ヨーロッパ調のデザインが施された館内は、まるでアール・ヌーヴォーの時代にタイムスリップしてしまったかのような感覚。ここがバリ島だということも忘れてしまいそうです。
さらにアントニオ・ブランコ美術館の面白いところは、庭にオウムがたくさんいるというところ。絶滅が危惧されているジャラッ・バリを見ることもできると言われ、放し飼いにされたペリカンが闊歩しています。
こちらの住所は「Jl. Raya Campuhan, Ubud」。ウブド王宮から西に進んで、川を渡ってすぐのところにあります。定休日はガルンガンとクニンガン。入場料は50,000ルピア(日本円で約350円~450円)となっています。