アンラプラとは?
アンラプラはバリの東部に位置する町で、カランガセムの中心地となる場所です。
17世紀にはこの周辺はカランガセム王国として統治されており、アンラプラはその当時から都とされていましたが、1949年にインドネシア共和国が成立したことがきっかけでカランガセム王国は終わりを迎えました。
しかし現在でもアンラプラには王国が存在したという証が色濃く残されており、その中の一つが1947年に建設されたタマル・ティルタガンガです。
タマル・ティルタガンガは別名「水の離宮」と呼ばれており、その名の通り敷地内には整備された自然道の間にたっぷりと水が張られ、水面に浮かぶように飛び石や石像が整然と設置されています。その水面にはバリの美しい空が映し出されていて、見惚れてしまう程の絶景です。
王国としてはもうひとつ、アンラプラのウジュンという地域に王宮が建設されましたが、1979年に起きた地震によって無くなってしまいました。
アンラプラはバリの中でも特に自然豊かで静かな地域のため、大樹の下で行う沐浴をしたり、綺麗な湧き水のプールで遊んだり、といった貴重な体験をすることができます。観光客が多いバリ中心部では味わえない、本来のバリの姿を見られるような町がアンラプラです。