インドネシア共和国独立記念日とは?
インドネシア共和国独立記念日は毎年8月17日とされており、インドネシア全土で祝福の式典やパレードが行われます。この日は街中の至るところで国旗が掲げられますが、中には自動車や自転車につけている人までおり、国中が祝福ムードに包まれます。
この日の由来は、1945年8月17日に初代インドネシア大統領であるスカルノ大統領が、オランダからの独立を宣言したことです。この頃にはまだインドネシアという国ではなく、オランダ領東インドとしてオランダの統治を受けていました。
1939年に第二次世界大戦が開戦するとオランダ領東インドには日本軍が侵攻し、そのまま東インド地域は日本軍の支配下におかれることとなります。
その際東インドに対して、日本はインドネシアとしてのその後の独立を約束したのですが、1945年8月15日に日本は連合国軍に降伏。独立が危ぶまれると踏んだスカルノ大統領はオランダからの独立を宣言したのです。
その後東インド地域はオランダとインドネシア独立戦争を開戦することになるので、実際に独立した日は1949年12月27日になります。ですが、インドネシアとしてのアイデンティティが成立した日として、インドネシア共和国独立記念日は大切な日となっています。