アグンカランガスム宮殿とは?
アグンカランガスム宮殿は、バリ東部、カランガスム県のアンラプラという町にある遺跡です。17世紀に成立したカランガスム王国の最後の王の離宮として1947年に建立されました。
インドネシア成立以前のバリ島の歴史を垣間見ることができる遺跡としても興味深いですが、アグンカランガスム宮殿の魅力は、何と言っても建造物自体の美しさにあります。
敷地内にはアグン宮殿とグドゥ宮殿、クルタスラ宮殿の3つの宮殿が建てられていますが、その館の下には広大な池が造られており、これらの宮殿が池の中に浮かんでいるかのようになっているのです。
そして建物自体も様々な国の文化を汲んだ、豪華で美しいデザインとなっています。特にメインとなる建物はイギリス式の装飾が施されていますが、これはこの王宮を建立したアナック・アグン・アングルラ・クトゥ王がヨーロッパに留学した経験を持つためです。室内もヨーロッパ調の家具で整えられており、ここがバリだということを忘れてしまいそうです。
アグンカランガスム宮殿の場所はベモ・ターミナルから徒歩で5分くらいのところです。見学可能時間は9:00~18:00で、料金が5,000ルピア(日本円で約35円~45円)となっています。