ボロブドゥール(遺跡・寺院)とは?
ボロブドゥール(遺跡・寺院)はインドネシアのジャワ島にある仏教寺院の遺跡群です。
場所はジョグジャカルタの郊外で、世界最大級の仏教遺跡とされるボロブドゥール寺院遺跡群は、西暦700年後半から800年前半にかけて建立されたといわれており、のちに、メラピ山の噴火の影響で長いあいだ火山灰にうもれていましたが、1814年に発掘され修復がはじまり、1991年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。
ボロブドゥールの特徴としてあがるのが、寺院に内部空間がないことで、9層におよぶピラミッド状の構造となり、全体で仏教の「三界」とよばれる、欲界・色界・無色界を表現しているといわれています。
また、この石造遺跡群には美しいレリーフがほどこされ、高い技術の浮き彫り彫刻など、一見の価値があるといえるでしょう。
そして、ボロブドゥールからのぞむ朝日は神秘的で、太陽が徐々に高くなると周囲が赤くそまり幻想的な世界がひろがることから、おとずれる人びとを魅了しています。
ボロブドゥールのほかに世界文化遺産に登録されているのが、「ムンドゥッ寺院」と「パオン寺院」で、それぞれの寺院は地図上で東西に一直線に位置しています。
※2018年調べ