ペンジョールとは?
ペンジョール(Penjor)とは、バリヒンドゥー教において、神様やご先祖がもどるべく場所にたどりつけるよう、目印として立てられる長い竹でつくられる飾りです。
バリ島に滞在中、しばし目にすることがあるペンジョールは、見た目は弓なりの形状をしていて、頂部から飾りがたれさがっており、長さが4メートルともいわれる竹を軸に、ヤシの葉や実などで上部がかざられ、地面にちかくにはお供え物を置く場所となる「サンガーチュチュック」がもうけられます。
ペンジョールが飾り付けされる時期は、主に「ガルンガン」の祭礼期間で、ほかにも、島内にある各寺院の建立記念祭りとなる「オダラン(お祭り)」にあたる日も目にすることができます。
そして、ガルンガンやオラダンは、バリ島独自の「クウ暦」という210日周期の暦でもうけられるため、毎年きまった日程でおこなわれることははりません。
(※西暦が364日周期のため、クウ暦と日付が一致しないためです。)
ペンジョールはバリ島の街並みをより一層バリらしくいろどるものといわれ、観光客の方がたにとっては美しい景観とし目にうつるでしょう。立ち並ぶ姿も神々しくバリヒンドゥー教にふれられる機会でもあるので、興味のある方はガルンガンの期間に旅行日程をくんでもよいでしょう。