ケチャップアシンとは?
ケチャップアシンはバリで一般的に使われている調味料のひとつです。各家庭に1本は置いてあるというくらいにポピュラーな存在と言えます。
日本でケチャップというとトマトケチャップを想像してしまいますが、「ケチャップ」は「ソース」、「アシン」は「塩辛い」という意味があり、日本で言うと醤油に近い存在です。実際にケチャップアシンの原料は小麦と大豆であり、味や見た目もほぼ醤油と変わりません。
バリの料理は甘辛い味付けのものが多く、バリの人々はあまり塩辛い味付けを好まない傾向があります。そのため、頻繁に利用されるのは、甘口の醤油であるケチャップマニスの方です。
ケチャップマニスは塩辛くて粘度のないケチャップアシンとは違い、少々粘度が高くとろりとしていて甘口です。バリでは料理によく利用されるパームシュガーが入っています。
ケチャップアシンを使った料理は意外と少なく、インドネシア風ソース焼きそばである「ミーゴレン」が代表的です。その他ナシゴレンや野菜炒めなどのメニュー、肉まんのタレとしても利用されることがあります。
ケチャップアシンはバリのスーパーに行けばどこでも手に入れることができ、ABCという食品メーカーのものが有名です。