カンビンとは?
カンビンはインドネシア語で「ヤギ」という意味です。バリを始めとするインドネシアではヤギは食用として飼育されています。バリ・ヒンドゥーの儀式で生贄にされるのも、ヤギか牛かのどちらかが一般的です。
カンビンの食べ方として最も一般的なのは「サテ・カンビン」です。「サテ」というのは串焼きのことで、ヤギの肉を串に刺したものを焼いて食べます。
その焼いている光景を見てみると、日本の焼き鳥屋さんのものとほぼ同じです。串焼きを焼く調理器具の中に、ココナツの皮を乾燥させたものを入れて炭代わりにします。そしてその上にサテをたくさん並べて炭火焼きにします。
サテにはあらかじめタレが塗ってあるので、サテ・カンビンを焼いているとタレが焦げる良い香りがあたり一面に漂います。
カンビンは脂身が少ないのでヘルシーで、肉は柔らかくはありませんが、硬すぎるということもなくちょうど良い食感です。そして滋養強壮の効果があると言われていて、体調を崩したときにカンビンを食べるという人も少なくありません。
さらに貧血を予防する効果もあると言われるので、女性にも嬉しい効果が。旅行中に体調を崩したり、疲れた・・・と感じることがあれば、カンビンを食べてみてはいかがでしょうか。